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自分が自分であること

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突然ですが、あなたがあなた本人である事を第三者に対して証明する時ってどうしますか?免許証を見せますか?もし、免許証が偽造されたものだったとしたら、それを信じていいのでしょうか?


先日のクレジットカードのスキミング被害を受けて、どうも疑心暗鬼になってしまった。もしかしたら、自分の荷物が開けられて誰かに読み取られたのでは?と考えてしまう。

例えば、免許証がコピーされて偽造団の手に渡ったとしたら、写真の部分だけ他人に張り替えた偽造免許証の出来上がりだ。誕生日だって記載されているから、殆どの組織においてなりすましが成功してしまう。
考えてみたら実に恐ろしい事だ。おまけに、免許証と印鑑なんかが同じ所に入っていて印鑑まで偽造されようなものなら、銀行口座なんか危ないと思う。もちろん、ばれれば後で警察の捜査が及ぶ所で完全犯罪って訳にはいかないから、100% 危ないという訳では無いけれど、その調子で住民票を移したりされたらかなり深刻な成りすまし被害を受けかねない。例えば、その住所でお金借りまくってドロンとか、全預金を解約してドロンとか。

最近では、簡易裁判制度を悪用した架空請求まであるというから、本当に世の中悪用されそうな所はすべからく悪用されるようになってきている。ちょっと前までは、コンピュータシステムのセキュリティホールが突かれて侵入されたりとか被害が発生していたが、もはやリアル社会のセキュリティホールまで突かれ始めている。リアル社会の場合、Windows Updateでパッチを当てるように簡単に修正も効かず、実に恐ろしい事になる。

そもそも、陰影や免許証のパウチ加工や保険証という紙切れのような現代技術で比較的簡単に偽造されるような所に、リアル社会のセキュリティ基盤が依って立つという構造自体が破綻しかけているという事だ。住民基本台帳システムは、訳のわからん事を言っている人達にずいぶんと反対されて、全然普及していないけれど、あのシステムの基盤となっている GPKI はいわゆる国による個人の認証基盤で、陰影などとは比べ物にならない程偽造が困難になっている。
この混乱の世界を救うのは、こういったシステムのはずなのだが、もうトホホな状況ですな。どうやって自分の身を守れば良いのだろうか?住民基本台帳システムに反対した知事さんたちは、本当に住民の安全の事を考えているんだろうか?

住民基本台帳システムは、大々的に使われてそれによる認証がいろんな組織で利用できるようになってこそはじめて意味があるシステムだから、自分だけ発行してもらっても意味が無い。こういうのこそ初期投資がかかるし、全国民のためになるものだから、国や地方自治体が予算を割いてとっととやってくれるのが一番なのに。

あーあ、出るのはため息ばかりなり。
2004年10月08日 02時49分15秒 by miraclecat - カテゴリ:暗号・セキュリティ



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