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インプラント手術を終えて

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いやぁ、ちょっと苦しかったけれど2月17日14:30過ぎからの手術は何とか17:30頃終わりました。

物心ついてから、手術なんて受けた記憶がありません。親の話によると、小さい頃あごが湿疹か何かになって、縫ったのだというけれど、そのぐらいかなぁ。
あと外科的なものって、歯医者さん(の普通の虫歯治療)ぐらいでした。

それがいきなり、3時間弱の手術です!
ちょっとドキドキな3時間弱でした。


さて、歯医者さんで手術?ってどんな感じなんでしょうか??
まぁ、普通の病院の場合「手術室」に入って、「メス!」とかって言って手術している絵が一般的なんだけど、歯医者さんのそれは正直言ってわかりませんでした。

最初に通されたのは、いつもの椅子。
なーんだ、いつもと一緒じゃないか!という感じだったのだ。けれど、事前に言われていたのは「手術中は布をかぶせるので、暑くなりますから、着替えのTシャツを持ってきて下さいね」って事で、先ずは着替えTシャツ一枚になります。さすがにこの季節ちょっと寒いっす。
あと、「足の爪で状態を見ますから靴と靴下を脱いでください」っていきなり言われて裸足になりました。足が冷えてより一層寒い!っす。

■まずは準備

最初は、口の中を徹底的に綺麗にされます。実は、2日前の水曜日にも事前準備で一度口の中の歯石の掃除をされたのだけれど、もう一度やるわけです。

そして、薬です。痛み止めを2錠と抗生物質を1錠飲まされました。麻酔をより効果的にするためらしいです。

次は麻酔。
麻酔は重要です。抜歯の時などに何度と無く打たれていた、機械式の自動注入型のヤツで何度かチクチクと麻酔が打たれていきます。まぁ、だんだん麻酔が効いてくるのでチクッと痛いのは最初の1〜2回だけで、あとは何だかされてるなとしか感じない。
それにしても、さすがに長時間の手術だけに「いつもより余計に打っております!」という感じで、何度も、かなり深いところまでも麻酔が打たれているようで、手術対象となる下の顎の右半分の感覚が無くなってしまっています。
うがいして下さいって水を含むと、唇がうまく閉じられず、水が噴出してしまいます。

麻酔が効くまでの間、口の中の掃除の総仕上げとして、歯や歯茎を消毒液のようなもので拭かれていきます。最後に鼻の下の部分も消毒され、「鼻の下は滅菌してありますから、触らないで下さい」って言われてしまいました。

あと、青い布で作られた帽子が被せられました。髪の毛が落ちて雑菌が入らないようにという事なのでしょう。

そして、しばし待たされる。センセが未だ空かないのかな?
Tシャツに裸足だとやっぱし寒いっす。早くしてくれないかな…
待つ事3分程でしょうか?助手のお姉さんが来て「こちらについてきて下さい」と言って、左隣の診察台の方に移動させられました。しかも、診察台と診察台の間仕切りの、普段通らない方の狭い隙間からの移動です。恐らく、移動中に余計な雑菌を拾わないようにという事なのでしょう。

せっかく少し温まっていた診察台なのに…。
新しく移った方の診察台は、恐らく滅菌してそのまんまになっていたと思われ、ひんやりしていました。こりゃ、体温が奪われます。で、診察台の周りを見るとみんな青い布がかけてありました。恐らく診察台全部とその周りとさっきの通路などを予め滅菌しておいたのでしょう。何と、ライトの取っ手の所にもアルミ箔が巻いてあり、滅菌してあるという。
してみると、さながらこちらの診察台が「手術室代わり」って事なのでしょう。

■いよいよ手術

しばらく待っていると、先生や助手のお姉さんたちが来ました。

おっと!先生、いつもの白衣じゃなくてブルーの衣装に、ブルーのマスクにブルーの帽子、それにゴム手袋という、いわゆる手術室の先生の格好です。でも中身はいつもの先生です。手術は誰か他の先生がやるのかな?とも思っていたのだけれど、いつもの先生の執刀でした。

いよいよ椅子が倒され、早速待望の青い布が被されました。
鹿用じゃなくて、歯科用なのでしょう。口の所だけに丸く穴が開いていてあとは全身をすっぽりと覆う構造になっています。足だけが出ている状況です。
まぁ、何はともあれこれでちょっと暖かくなりました。助かった!

「では、始めます」という先生の言葉で手術が始まりました。
とは言っても、麻酔が効いているのでどうなっているのかイマイチ状況はよくわかりませんが、何かやっているという感覚だけ伝わってきます。
そのうち、何やらガリガリ削っているような音がするので恐らくもう骨が削られているのでしょう。うあぁ、気持ち悪い!と少し思うものの、自分じゃ見えないしそう思っても何も出来ないので、「テキトーにやっといて下さい」状態のままです。

そうこうするうちに、「口が疲れるでしょうから、これ噛んで下さい」って、何やらプラスチックのような物を左の奥歯の間に押し込まれました。これで逆に口を閉じることが出来ません。
「何かあったら、声出して下さい」って言うけれど、しかし!この状況じゃ、声は出るものの言葉が発せられない!ではないか。まぁ、とりあえず今は大丈夫だからいいけど。

そのうち、「ちょっとガタガタします」という先生の言葉で、ウィーーン!という大きな音が響いてきました。これは!ドリルではあーりませんか。見えないから、どんな物かわからないし、他にすることが無いので、想像は膨らむばかりです。

ルパン三世のテレビシリーズの中で、五右衛門がちょっとマゾな女盗賊に捕らえられて拷問を受けるシーンで、彼女がでっかい電動ドリルで、「ほーら虫歯の治療だよ。あたしのは痛いからね」というような事を言いながら五右衛門の歯をぐりぐり削っていき、五右衛門が気を失ってしまう
というシーンがあったけれど、ああいう想像をしてしまった。
何せ、普通のキーン!という甲高い小さなドリルの音じゃなくて、自分がいつも基板に穴を開けたりする時に使う、太い刃の電動ドリルって感じのウィーーン!って大きな音がするのです。まぁ、インプラントの器具を入れるのだから、それなりの穴を開ける必要はある訳で、そんなもんかなぁと思っていたけど、すごいね。

今回はインプラント2本なので、穴も二つ開けられました。たぶん。(見えないのでわからないのです)

ドリルやっている間に、奥の内側の所をギューッとやると、かなり痛かったので、
「痛みはありませんか?」と聞かれたときに、「あーちょっと痛いです」って言おうとしたのだけれど、「あーよっおいあいえす」としか言えない。情け無い…。
けど、助手のお姉さんと先生には伝わったみたいで、痛いところは避けてくれました。
本当は途中で追加の麻酔があるかと思っていたのだけれど無かった…。

そのうち、ドリルの音が止んだ。
それから、先生が何やらラチェット(逆回し防止機構)の付いたもので、作業している。ラチェットの逆回転防止爪が立てるチッって甲高い音が響く。先生は一所懸命に回していたようで、最後にギュギュギュッ!と締め付けて出来上がり。恐らく、インプラントの器具の装着が終わったのだろう。

やれやれ。終わったか。

と思ったのも束の間、先生はさらに何か回している?抜いているのかな??わからん???
で、助手のお姉さんと先生とで何やらやり取りが激しく行われている。どうも、「青いのが取れない」らしい。「青いの」って何だ?「取れない」ってどういう事?もうここまで手術が進んでしまって、何か取り返しの付かない事になったんじゃないのかぁ?ヤバイ。
まぁ、インプラントの器具は歯医者さんの方で用意してくれるのだろうけれど、自分の骨はちょっと元に戻しようが無いんだけれど、大丈夫なんだろうか?
ヤバイヤバイ!

どんどん時間が経っているような気がする。
先生が何度も何かをしようとしている。例のラチェット音も時々するし。
あーもー、どうなっているのだろう?わからない!
そのうち、先生が一生懸命になっていたので、上に被せた青い布の位置がずれてきて、ちょうど鼻を塞ぐ形になって息苦しくなってきた。こっちは動けないし、息苦しいし、外では何やら虎ぶっているらしいし、あせる焦る!

そのうち、段々と鼻がより密閉される形になってきて、いよいよヤバイので、「鼻が塞がって苦しいんですけど」と言おうとしたのだけれど、またもや、「はああふああっえ、ふうひいんえすえお」となってしまった。くうう。でも、2回目に言った時に何とか助手のお姉さんに通じたみたいで、穴の位置を修正してもらえた。

まぁ、外のトラブルは相変わらずみたいだけれど、とりあえず息が楽になったので、後は先生に任せる事にして、ちょっとほっとしました。

そうこうしているうちに、トラブルも解消したみたいで「もう少しで終わりますから」という声が聞こえました。やれやれです。
しばらくすると、先生が「これから縫い合わせて終わりますから」という事で、歯茎をチクチクと縫い合わせ始めたみたいです。感覚のある上の唇に糸が感じられて縫っているって事がわかります。すぐ終わるのかと思ったら、けっこう縫うんですねこれが。合計8針ぐらい縫ったでしょうか。もう終わったかなと思ったらまた来た!
だんだんと、奥に向かって縫っているのだけれど、どうも奥の方は麻酔が切れ掛かっているようで、痛いんですけど…。でもまぁ、もう少しだし、麻酔の注射と同じ程度の痛みなので、麻酔注射を何度かしていると思えば耐えられなくも無いので、早く終わらせてもらったほうが良いので、そのままにしてました。
それからまた、2針ほど縫ってようやく終わりました。最後のチクチクが一番痛かったな。

ようやく、口を開けたままにしておくプラスチックが外され、青い布が外されて手術が終わりました。
「お疲れ様でした」との言葉とともに、先生は顎をマッサージしてくれました。確かに、2時間以上も口を開けっ放しにしたのは、生まれて初めてです。

それから、駄目押しの痛み止めの薬を1錠飲まされて、全て終了です。

最後に、歯のレントゲン写真と撮影して、元の席に戻りワイシャツを着て、靴下・靴を履いてようやく、普通に戻った感じです。まだ、麻酔は効いているようで痛くはありません。縫った所も、針を刺した瞬間は痛かったものの、もう痛くはありません。

その後で、先生から先程のトラブルについて解説がありました。先ず、インプラントのピンを見せてくれました。上に付いている(恐らく、ねじ込むための物か)青い冠のようなものがあって、さらにその先端に細いネジが刺さっていました。
そして、通常はこのピンをねじ込んでから、先端の細いネジを外すと青い冠の部分が取れる「はず」なんだけど、何故か取れなくて焦ったのだ言います。
それで、先生は結局メーカーに電話したところ、「力ずくで取って下さい」だと言うので、先生が「えいっ!」と外したら外れたと言う。なんだそりゃ…
と言いたい所だけど、先生もこんなケースは始めてらしく、「いや、いつもは簡単に取れるんだけどね」と言っておりました。どうも、インプラントのピンが骨に圧迫されて青いのが抜けにくくなっていたようです。いいのか悪いのか?とにかく、一般とは違った特性・状態になっているってのは、ちょっと要注意かも知れません。
とりあえず、手術を平日にして良かった。土曜日にでもして、メーカーの知っている担当者が居なかったりしたら、もっと長時間口を開けたままになっていたかも知れないし。

まぁ、そんなこんなで全てが終わったあと、注意書きの紙をもらって、一次オペ代金525,000円を払って歯医者さんを後にしました。

■翌日のケア

手術の翌日は、消毒のため土曜日なのだけれど先生が出てきてくれるってんで、歯医者さんに行きました。
ま、消毒はすぐに終わったのだけれど、「だいぶ腫れましたね」って、そう、朝起きてみたら歯が痛い時みたいに手術した所の頬がぽっこり膨らんでいました。痛み止めを飲んでいるので、そんなに痛いわけじゃないのだけれど、ちょっとジンジンするような感覚はあるかな。
先生曰く、「そうですね、明日ぐらいがピークだと思いますので、しばらく我慢して下さい」という。
何か悪いことしちゃったかと心配したんだけど、普通に現れる症状なら心配はいらないかな。やれやれ。

ま、週末はゆっくりと自宅で休養するのだ。


参考URL:
http://www.ne.jp/asahi/fumi/dental/index.html
FUMI's Dental Office
http://www.ne.jp/asahi/fumi/dental/perio3/implant/implant1.html インプラント (上記ページの一部)

P.S. 上記のページを見ると、今のネジネジのインプラントは第2世代みたいで、通常の歯と同程度の残存率があるらしい。けど、やっぱり思ったとおりちゃんとメンテしないとダメになるらしい。高い金払ったんだから、ムダにする事の無いようきちっとメンテしなくちゃ。
あ、でも思っていたよりもインプラントと歯肉の間はしっかり閉じた状態になるみたいで安心した。いやぁ、歯肉を無理やりこじ開けて異物を入れている訳で、間に変な物が入ったら頭の中が細菌だらけになっかうのかな??と心配していたんだけど、そんな事は無いようだ。

また、術後の感染症などに注意しなくちゃいけないらしい。今がその大切な時だからちゃんとしないとね。とりあえず、手術中の問題点は無かったみたいです。一安心。
あ、あと注意書きに書いてあった謎の用語「オッセオ・インテグレーション」の意味がやっとわかった。なるほど、インプラントした部分には力を加えるとうまく定着しなくなるので、注意しなくちゃいけない!って事なのね。了解了解。
という事で、上記ページは非常に参考になります。詳しいですねこの方。歯医者さんかしらん?
と思ったら、歯学部卒の医学博士なのですね。恐れ入りました。

少なくとも、このページの情報から判断するに、私の先生はかなり筋の良い治療をして下さっているようで安心しました。
2006年02月18日 23時59分55秒 by miraclecat - カテゴリ:健康維持



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