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ROBODEX 2002 に行ってきました

時はまさに21世紀。
2003年4月は鉄腕アトムの誕生日だとか。
これを見ずして何を見る!…というのは大げさとしても、 二足歩行ロボットがかなり当たり前のように TVの画面を賑わす昨今、やっぱり実物が見たいぞ! という事でわざわざ横浜パシフィコまで見に行きました。

[SONY の SDR-4X - SONY Dream Robot-4X] 一番のお目当ては SONY の SDR-4X です。
この子は身長50[cm]ぐらいとちいちゃいのに、 ASIMO と同じぐらい、いやもっとスムーズに二足歩行する。 あと、パラパラとかも踊れるし、歌えるし。 (映像は、下記 SONY のニュースリリースのページにあります。)
まさに、「歌って踊れるロボット」って訳です。(^^;
それに、音声認識の速度も速いし(よそのブースのデモでは、 認識が遅い上に認識されない事もあった)、 喋るし、人の顔も認識する。
やはり、このROBODEXの中でも抜きん出て技術力が高いと思う。
よくぞここまで作った!と言いたい。

SONY は合計5体(うち一体はケース入り展示)を持ってきていて、 4体による舞台パフォーマンスが行われました。
これはなかなか秀逸! 技術者だけで作れる内容ではないから、きっと専任の演出家とか あるいは脚本家とかそういう人が作ったストーリーなんだろうなって 気がします。
[AIBOシリーズ]
あと、やっぱり SONY と言えば AIBO でしょう。 これまでに発売された全シリーズが並べてありました。
思ったほど売れてないとか。 やっぱり値段が高いせいでしょうね。 あと、ラッテとマカロンはやや安いのですが、 ちょっと見た目が安っぽいなぁと思うし。(^^; 難しいですね。

[] それから、やっぱり二足歩行ロボットの代名詞とも言える ホンダの ASIMO を見ない訳にはいかないでしょう!
ってんで、入り口左側の特設ステージでは ASIMO ショーが行われていたのですが、何せものすごい人の数! とっても席に座るための順番待ちに何時間も費やせないので 遠くから立ち見です。
でも、ヒョコヒョコ歩く姿が見られたからよしとしましょう。 今日は青・緑・白の3体でパフォーマンスしてました。

[Shadow Robot Company のロボットの下半身] あと、ちょっと強烈な個性を放っていた展示がこれ!
U.K. の Shadow Robot Company という会社のもので、 写真は下半身部分。あと腕の部分が実際動く状態で 展示されていました。
すごい違和感があるのは、 このロボットのフレームが木製だという事。 ちょうど江戸時代のからくり人形の中身を見ているようで、 日本製のロボットの金属的なボディーとは対照的です。 U.K. のロボットの方が何だか和のテイストがあるってのが変。
[Shadow Robot Company のロボットの足] でも、一番興味を引いたのは「Air Muscle」です。 右の写真の足の網になっている黒いのがそれです。
弾力の無い繊維で荒く編んだ筒状の網の中に、 細長くて丈夫なゴム風船を入れたような構造とでも言うか、 そんなものです。 空気を入れるとひょいと縮むあたりの動きがまさに 「筋肉」そっくりという代物です。 しかも、モーターなどの硬い動きとは違ってもともとが フーセンみたいなもので駆動しているため天然クッション入りの ような感じで、実にソフトに力が入るのです。
ま、ここまではいいとして…
問題は、空気の制御でしょうな。 試作機では見たところ、コンプレッサーからの圧縮空気を 電磁弁を使って制御しているようですが、 二足歩行や手の動きなどの細かで高速な制御を行うためには それこそ細かな空気の制御が必要でしょう。
あと、空気だと縮まるので伝達速度にも難があるような気がするのだが。 油圧じゃダメなんだろうか?
あるいは、水なんかでもいいカモ。 意味無く「赤い水」なんか使うとロボットが壊れた時に あたかも人間が血を流すように赤い水が出てくるとか SF小説の設定にありそうな状況になるんだがなぁ。

などなど、いろいろ想像を掻き立てる 「面白さ」 を秘めた技術だと思う。

なお、木製フレームの理由として 「開発の初期段階において、木製のフレームは、 コスト的に有利で、かつ加工もしやすく、 充分な強度も持っている。」としている。 なるほど。でも、和風だよ〜!

こういうまだまだ開発中!というロボットと、 もうヒョコヒョコ歩いたり歌ったりしている ASIMO や SDR-4X などが 同じ会場で展示されているという辺り、 ロボット技術のここ数年の恐ろしく急激な進歩を 何よりも雄弁に物語っているなぁと思います。

[村田製作所のラジコン自転車ロボット?] あと、一番の「なんじゃこりゃ!」は、 村田製作所のジャイロを使ったラジコン自転車ロボット(?)です。
これはラジコンカーなどに使う 2ch のプロポを使って、 写真にある自転車を操縦するものです。
恐らく、推進制御はプロポの制御信号そのままを、 ハンドルはプロポの操作でおおまかな方向を決めて、 細かな動きはジャイロに基づき「倒れないように」 制御しているものと思われます。
走り始めの動きの遅い時にはハンドルをふらふらと 左右に振りながらですが、ある程度スピードが出ると 安定して走ります。

でもね、これ自転車にロボット様のものが乗せてありますが… よーく見るとあれは飾りあるいはおもりでしかありません。 だいたい、駆動は後輪の上に載った箱の中のモーターから 歯車で直接タイヤを駆動しているし、 ハンドルに至ってはハンドルの前に付いている サーボで駆動しているじゃないか!
だから、
・モーター→後輪→チェーン→ペダル→ロボット?の足
・サーボ→ハンドル→ロボット?の手
なのです。
ロボット様の物は完全に「従」ではないか!
これじゃ自転車ラジコンですよ! ロボット様の物を乗せて ROBODEX に出すなんて 詐欺じゃないかぁ!と言いたい。
が、面白かったからま、いっか。

[ASIMOたちの向こうにいる黄色いのがフォークリフト操縦ロボット] これと対極だと思ったのは 「製造科学技術センター」「産業技術総合研究所」などが 共同開発しているロボットで、デモでは人間が操作するように作られた フォークリフトにロボットが乗り込んで操作してました。 このロボットは手の部分が恐ろしく精密に動くようで、 とてもゆっくりとしか動きませんでした。 かわいそ(T_T)。ま、正直者はその程度なんですよ。
(右写真の奥の方のフォークリフトに乗った黄色いやつ)

[テムザックの猫ロボット] 待ってました!猫ロボットだぁ!
この展示会でお目にかかれるとは思ってませんでした。 いやぁ、このふわふわ具合。いいですねぇ。
ただ、ちょっと毛足が短いかなぁ…うーん。 あと動きが少々ぎこちないのが気になります。 これで中身が SONY の技術なら!という気がするのだが。
いや、待てよ。
SONY の AIBO に猫の毛皮を付ければいいのかぁ?
それもちょっと違うような気がする…。 あー、誰かユーシューなネコ型ロボット作ってくれ!
とは言っても、どらえもんじゃなくて本物の猫に近い 猫型ロボットですけれど (^^;

[TAKARA の DREAM FORCE 01] タカラが出していたのが、ラジコンで操作できる 二足歩行のロボット。かなり不安定そうに歩くのだが 足がデカイのでなかなか転ばない。
また、かなり丈夫らしくて展示係員曰く 「この展示で4〜5回床に(1mぐらいの台から)落下しているが壊れていない」 とか。
2001年12月中旬から市販されているという。
希望小売価格 \49,800 はまぁそんなものかという感じ。

[ベイブリッジ] たっぷりフルタイム見学していて、 終わったら 20時。もう外は真っ暗です。
ちょっと海のほうに歩いて、しばらくベイブリッジなど 夜景を眺めてから帰りました。
参考:
・2002年3月19日 SONY SDR-4X の報道発表:
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200203/02-0319/
・Impress: PC Watch 「ROBODEX2002」プレスプレビューレポート Part2
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0328/robodex4.htm
・Impress: PC Watch 「ROBODEX2002」プレスプレビューレポート
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0327/robodex1.htm
・Shadow Robot Company http://www.shadow.org.uk/
・タカラ:DREAM FORCE 01 http://www.takaratoys.co.jp/df01/index.html




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